E-Rモデル
目 次
E-R図? †
- データ主導型モデル化の技法において用いられる
- E((Entity:実態)とR(Relation:関連)を表現する図
- 実態と関連の表記ルール
- 実態を長方形で表す
- 長方形の中に実態名を記入する
- 実態間の関連を、直線または矢印で連結する
- 直線または矢印の中に菱形を入れ、菱形の中に関連名(リレーションシップ)を記述することもある。また、線のわきにカッコで囲んで関連名を記述することもある。
- "1対1"の関連は直線、"1対多"の関連は多の側を示す方向へ矢印、"多対多"の関連は両方向矢印で表す
問 題 †
- 実態(学生、授業、先生、私、システム設計演習、谷口)の関連は?
- 実態(学生、学籍番号、氏名、性別、科目、科目名、科目番号)の関連は?
- シスアド問題1
- スポーツクラブKは、会員制のスポーツジムである。利用者は、年会費を払って会員になると、スポーツジムを1年間自由に利用することができる。それ以外に、各種の講習会が随時開催されていて、会員は参加費を払ってこれらの講習会に出席することもできる。講習会では、インストラクタ1名が10〜15名程度の会員の指導にあたることになっている。講習会を担当するインストラクタは、常時10名程度がこのスポーツクラブに所属している。
スポーツクラブKの総務課に勤務するL君は、講習会のために情報システムを構築し運用している。
会員・講習会・インストラクタがどのように対応しているのかを示すE-R図?
- シスアド問題2
- 英語学校のFスクールでは、各受講者への個人指導を充実させるために、成績管理データベースを構築し、各受講者のレッスン受講状況と英語力の変化に関するデータを蓄積することになった。
Fスクールでは開講しているレッスンには、一人の講師が複数の受講者を同時に指導するグループレッスンと、講師と受講者が1対1で行う個人レッスンの二つの形態がある。講師は複数のレッスンを担当することができる。受講するレッスンの形態や頻度は、各受講者ごとに異なっている。さらに、一人の受講者が同時期に異なる形態のレッスンを受講したり、ある時期だけ集中的に多くのレッスンを受講したりすることがある。同じ日の違う時限のレッスンを受けることも可能である。そこで、受講状況については、各受講者のレッスンを1回ずつをデータ回収の単位とすることにした。
受講者の英語力の評価には、Fスクール内で3か月に一度実施している検定試験を用いる。すべての受講者は、Fスクールでのレッスンを開始するときと、それ以降は試験が実施されるたびに受験することになっている。検定試験の成績は、データベースに蓄積され、受講者本人に通知される。なお、検定試験が実施される日には、レッスンは開講されない。
成績管理データベースのためのE-R図?
|