ポップスコード理論概論
 
目 次
 

和音の機能

ドミナント・セブンス・コード V7 のように、I の和音(I△7やIm7など)に解決すると調性を確定する働きをドミナント dominant という。ドミナントは「支配する」という意味である。また、I△7 や I-7 のように、最も安定感のある和音の働きをトニック tonic という。 次のような進行を考察してみる。

 
C△7 - F△7 - G7 - C△7
 

この進行を聴いた時、I△7→IV△7 で緩やかな高揚を感じ、IV△7→V7 で緊張を感じ、V7→I△7 で安心を感じる。このことから IV△7 は二次的に支配していると考えることができる。この働きをサブドミナント subdominant という。

短調において、IV の和音がマイナー・コードになることがある(IVm7 等)。これをサブドミナント・マイナー subdominant minor であるという。サブドミナント・マイナーの和音には、必ず音階上の ♭vi (ハ短調では ♭ラ)の音が含まれる。

まとめると、和音の機能は以下の4つに分けられる。

 
  • トニック(T)
  • ドミナント(D)
  • サブドミナント(S)
  • サブドミナント・マイナー(SM)
     
     

ダイアトニックコード

ダイアトニック・コード diatonic chord とは、長音階または短音階の構成音からなるコードである。

同じ機能を持つコードは互いに交換可能であり(代理和音 substitute chord またはサブコード sub chord であるという)、代理和音はT'のように「'」をつけて表記する。

 
 

ノン・ダイアトニックな代理和音

ノン・ダイアトニック・コード non diatonic chord とはダイアトニック・コード以外のコードであり、その中にはダイアトニック・コードと同じ機能を持つものがある。これをノン・ダイアトニックな代理和音という。

同じ機能を持つコード同士は、ダイアトニック・コードであるかノン・ダイアトニック・コードであるかにかかわらず、互いに交換可能な代理和音である。

 
 

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Last-modified: 2018-12-21 (金) 10:12:43 (646d)